『第三話:考え方』

皆さん、こんにちは。

暑い日が続きますね。体調を崩してはいませんか?

この夏、子ども達は勉強に遊びにサッカーにと、多くの機会に触れることと思います。

体調管理に、特に熱中症には十分に気を付けて、事故や怪我の無い夏を過ごしましょう!

大人の皆さんも、お気を付けください。

今回は「考え方」の話を。

夏季休みに入り、チームや学校、スクール等でサッカーをする以外に、自分でボールを蹴る時間もあるのではないでしょうか。

普段、指導にあたるコーチから「毎日少しでもボールを触るように」と、言われている子ども達もいるでしょう。課題、宿題として何かを与えられているかも知れません。

「練習の考え方」は、どのような練習をするかよりも、どのような意識でその練習をするかが、とても大切になります。

魔法の練習はありません。決められた練習でも決められていない練習でも、どのような練習でも同じです。意識一つで練習は変わり、考え方一つでプレーは変わります。

「技術の考え方」は、ボールリフティングを例に挙げます。思い通りの回数や時間を落とさずに続ける、また思い通りに身体の箇所へ運ぶこと等を目標に置いて、取り組んでいくことでしょう。

ここでは「目標は回数で自由に100回」として、出来たとします。そのまま回数を増やしていくことも勿論良いのですが、「一人で100回を出来るように」なったら、次は「誰かに観てもらいながら100回を出来るように」練習をしてみましょう。

観られることで緊張や不安を感じ、違和感が生まれ、出来たことがまた出来なくなったりと、これまでとは違う感覚を覚えます。

人に観られることに慣れること、「人に観られている中でプレーをすること」は技術の習得や向上に良いのと同時に、「サッカー」のあるべき姿となっていきます。

そしてもう一つ、一人で100回を出来るようになったら、次は「誰かと一緒に100回を出来るように」練習をしてみましょう。

自分だけの考えで良かった技術が、次には「相手のことを考えた技術」に変わり、その一人一人の技術がピッチで重なり合うことで、最後にはチームという形に変わります。これもまた「サッカー」のあるべき姿となっていきます。

選手の成長には様々な良いストレスが必要であり、全てが「サッカー」に向かっていく必要があります。

今回はリフティングを例に挙げましたが、その他の個人技術(ドリブル、キック、コントロール等)も同じです。

しっかりと考えを持って、練習をしていきましょう!

それでは、またの機会に。。

【今日の一言】

「一つの練習、一つの技術を「サッカー」から考える!」